実は!腰痛の85%は医師でも原因がわからない!

腰痛の85%は原因不明です。
これを非特異性腰痛といいます。

そんなことあるはずない!と思う方もいらっしゃると思いますが、これは日本整形外科学会と日本腰痛学会によってまとめられた腰痛の診療ガイドラインで発表されています。

大半の方は医者の診察をうければ腰痛の原因をバシッと言い当てられると期待しています。
それが無理でも、様々な医療機器を駆使して原因を見つけ出してくれると期待します。
でも、実際は85パーセントが原因を特定できないのです。

 

◇ヘルニアの研究結果のお話

ヘルニアと聞くと皆さんはどのような方をイメージしますか?泣き顔になりながら腰をかばって歩く姿や、手術をしなくてはならない深刻なイメージが湧くのではないでしょうか。

もちろんそのようなイメージ通りの方もいらっしゃいますが、私が働いていた実際の現場では「私、ヘルニアやねん!」とにこやかに教えてくださる方が多いです。歩くスピードも速いし、手術が必要な方には見えません。実際に画像診断の画像も見せていただきました。あきらかに「ヘルニア」が原因として痛みを引き起こしていそうなのに痛みがありません。

国際腰痛学会が腰痛を訴えて椎間板ヘルニアと診断された人と、腰痛がない健康な人を調べたところ、腰痛がない方々の76%に椎間板ヘルニアがあり、85%の方々に椎間板変性が発見されました。椎間板変性とは、加齢により椎間板の水分が減少し弾力が失われる状態のことを言います。椎間板に異常があっても、ほとんどの人は腰痛を感じないことがこの研究によって明らかにされたのです。

 

◇なぜ「異常なし」と診断されるの?

ぎっくり腰やツライ腰痛を訴えて病院でレントゲンやMRIの画像診断を受けたが、診断結果は異常なし。痛いのに「異常なし」ってどういうこと?と思いながらも痛み止めと湿布を病院でもらって帰ってきた経験がある方はです。

個人によって原因は様々ですが、ぎっくり腰は腰椎に無理な力が加わることで関節周囲の靭帯に炎症を起こします。これがおおまかな原因となります。だから、レントゲンをとっても骨に「異常なし」、靭帯断裂もないのでMRIでも「異常なし」という結果になるのです。

医師は患者様のことを思い最善を尽くしますが、原因が目に見える形で診断ができないため、ぎっくり腰は腰痛の85%である原因が特定できない「非特異的腰痛」と診断されるのです。

 

◇では病院の診察はいらないの?

私は必要だと言います。理由は内臓や血管に問題がありそれが腰痛として表れていることもあるからです。

例えば大動脈瘤です。この病気は腹部の大動脈に瘤(こぶ)のようなふくらみができます。最悪の場合はその瘤が破裂して死に至ります。大動脈瘤は腹部に痛みが現れるのですが、関連する腰にも痛みが発生することがあります。大動脈瘤の90%が動脈硬化が原因で起こる病気であり整骨院や整体院や鍼灸院では判断が難しいです。その不安を払拭するためにレントゲンやMRIやCTといった画像診断の技術をかりるべきなのです。

 

◇まとめ

「異常なし」といわれたら恐れるような病気や異常はなかったということなので、ひとまず安心してください!痛みがある場合は、痛み止めの薬を服用するだけではなくてきっちりとしたカラダのケアが必要不可欠です。活動量とメンテナンスの割合が崩れた時に身体は異常を知らせてくれます。自分でのケアができないのであればプロに任せてしまうのが結局一番効果的です。餅は餅屋です。

京都府出身 鍼灸師。心身共に手当てが出来る鍼灸師になると決めてスポーツ心理学、解剖生理学を専門的に学び鍼灸師免許を取得。資格取得後は整骨院で子ども、高齢者、アスリート等の鍼灸治療を担当。また、タレントやモデルが通う美容整体サロンの店長として根本改善を目指す施術を追求。現在はフリーランスとして活動中。