鍼は良いって聞くけど、実際どうなの⁉

鍼治療を受けたことはありますか?

最近はアンチエイジングや美肌を目的とした「美容鍼」がメディアに取り上げられて、美容のために鍼灸を取り入れる女性も増えましたが、日本全体での鍼灸治療利用率は5~7%といわれています。それに比べてマッサージの利用率は20~22%です。

そこで、鍼灸師として現場に立つなかで、なぜ今まで鍼灸治療を受けなかったのですか?
と患者様に問うと主に3つの返事が返ってきます。

 

・「はり」って聞くと注射の痛いイメージがあって怖い

・何に効果があるのかわからない

・先生に提案されなかった

 

この返事が多いということは鍼灸の効果が周知されていない事が大きいです。
今回は鍼灸についてすこし知ってみてください(^^♪

 

 

◇想像より痛くない!

皆さんが「はり」と聞くと思い出すのは注射の痛みだと思います。痛みの理由は鍼の太さにあります。採血や点滴時に使用する注射針の太さが0.7~0.9㎜です。 そして、私が鍼治療時に使う鍼の太さは0.14~0.20㎜がほとんどです。顔への美容鍼の時は更に細く0.10㎜です。
だから、「想像より痛くない」と言い切れます。

 

◇世界が効果を認めるスゴイ治療法!WHO(世界保健機関)が効果を認めた!

・運動器系:捻挫、関節炎、腰痛、肩こり、五十肩、腱鞘炎、リウマチ、むちうちなど
・神経系:神経痛、頭痛、めまい、自律神経失調症など
・循環器系:動悸、息切れ、高血圧症、低血圧症、動脈硬化など
・呼吸器・消化器系:喘息、便秘、下痢、胃痛など
・代謝内分泌系:貧血、通風、糖尿病など
・婦人科系・泌尿器系:冷え性、更年期障害、生理痛、月経不順、膀胱炎など
・耳鼻咽喉科系・眼科系:眼精疲労、耳鳴り、メニエール病、鼻炎、咽頭炎など
・小児科系:小児喘息、夜尿症、消化不良、食欲不審など

上記のものはWHOが効果があると認めた症状をまとめたものです。
鍼灸治療は筋肉疾患へのイメージが湧きやすいと思いますが、体にあるツボを鍼で刺激して内臓の不調なども整えることが可能です。薬も一切使用せずに治療を行えるので副作用の心配もない身体にやさしいナチュラルな治療法です。

また、ドーピングの心配もないのでオリンピックや世界大会などに鍼灸資格を持つトレーナーが多く帯同しています。アジア圏内だけではなくアメリカやヨーロッパでも盛んに鍼灸治療は行われています。


◇鍼を打つと体内で何が起こるの?

痛みやコリがある部位は血流不良を起こしていることが多いので、そのような部位に鍼を打ちます。鍼を打った部分には鍼の直径に応じた小さなキズができます。身体は傷があると修復しようと積極的に働きかけます。血管を拡張させて修復したい部分(鍼を打った部分)に血液を送り込むことにより症状を改善に導きます。これが自己治癒力です。アンチエイジングや美容目的の美容鍼も原理は同じです。顔に鍼を打つことにより顔への血流量がアップし、肌の細胞の活性化へと繋がるのです。

 

◇健康保険は使えるの?

対象となる傷病は健康保険での治療が可能です。神経痛、リウマチ、五十肩、頸腕症候群、腰痛症、頚椎捻挫後遺症の六つの症状は医師の同意があれば健康保険でも治療が可能です。また、歩行困難な患者様には往診をしてくれる鍼灸師もいます。詳しくは施術を受ける鍼灸師に問い合わせてください。美容目的の鍼治療は自由診療となるため保険適用外になります。

 

◇最後に

鍼治療がどれだけ良いとわかっていても怖いものは怖いとおっしゃる方も中にはいらっしゃると思います。その時は素直にそのまま担当の施術者にお伝えください。その気持ちを理解せず治療を押し進めるような施術者であれば治療を受けない方がよいと思います。説明を聞いて納得したうえで治療を受けてください。それが一番ベストな治療結果を引き寄せます。今回の記事が鍼治療を知るきっかけになっていただけたのなら幸せです。

京都府出身 鍼灸師。心身共に手当てが出来る鍼灸師になると決めてスポーツ心理学、解剖生理学を専門的に学び鍼灸師免許を取得。資格取得後は整骨院で子ども、高齢者、アスリート等の鍼灸治療を担当。また、タレントやモデルが通う美容整体サロンの店長として根本改善を目指す施術を追求。現在はフリーランスとして活動中。